「Claude Code を使い始めたいけど、インストールでつまずきそう」「Mac と Windows でやり方が違うの?」「結局いくらかかるの?」——ターミナル型のAIコーディングエージェントである Claude Code は、一度動かしてしまえば驚くほど強力ですが、最初の一歩でつまずく人が少なくありません。この記事では、2026年6月時点の最新情報をもとに、Claude Code のインストール・初期設定・基本コマンド・最初のタスク・おすすめ機能までを、初心者がこの1本だけで完結できるよう網羅的に解説します。
結論を先に:Claude Code を最速で始める3ステップ
忙しい方のために要点をまとめます。詳細は後述します。
- 料金の前提:Claude Code は Pro(月$20)以上のサブスクリプション、または API クレジットがあれば使えます。まずは Pro で十分です。
- インストールは1コマンド:Mac/Linux は
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash、Windows PowerShell はirm https://claude.ai/install.ps1 | iex。ネイティブインストーラーなら Node.js すら不要です。 - 起動は
claudeと打つだけ:作業したいフォルダに移動してclaudeを実行。初回はブラウザが開いて Anthropic アカウントでログインします。 - 最新モデルを使うなら
/model fable:2026年6月リリースの最強モデル Claude Fable 5 を起動中に切り替えられます。
2026年3月からは GUI のデスクトップアプリ版も登場し、ターミナルが苦手な方でも使い始めやすくなりました。本記事はターミナル版(CLI)を中心に解説します。
Claude Code とは?前提条件と料金
Claude Code は Anthropic 公式のターミナル型コーディングエージェントです。Cursor のような IDE 拡張とは違い、ターミナル上で動作し、コードの読み書き・複数ファイルの編集・コマンド実行・テスト・Git 操作までを自律的にこなします。大規模な文脈(最大100万トークン)を扱えるのが大きな強みです。Claude そのものを基礎から学びたい方はClaude基礎入門コース、API連携やエージェント開発まで踏み込みたい方はClaude API & Claude Code 活用コースが近道です。
システム要件(前提条件)
- OS:macOS 13.0(Ventura)以降 / Ubuntu 20.04+・Debian 10+ / Windows 10(バージョン1809以降)
- メモリ:最低4GB、大規模コードベースでは8GB以上推奨
- その他:インターネット接続が必須。npm 経由なら Node.js 18以降が必要(ネイティブインストーラーなら不要)
料金プラン(2026年6月時点)
Claude Code を対話的に使うぶんには、お使いの Claude サブスクリプションの範囲内で利用できます。最新の料金は以下のとおりです。
| プラン | 月額 | 向いている人 |
|---|---|---|
| Free | $0 | Claude Code は実質不可(Web版お試し向け) |
| Pro | $20 | 個人開発・まず試したい人(おすすめの入口) |
| Max 5x | $100 | 毎日がっつり使う個人・フリーランス |
| Max 20x | $200 | ヘビーユーザー・長時間の自律タスク |
| Team / Enterprise | $25/シート〜 / カスタム | チーム・法人導入 |
注意点として、2026年6月15日からAgent SDKの課金が変わりました。claude -p(非対話モード)、Agent SDK、GitHub Actions などの自動・非対話利用は月次クレジット制(Pro $20相当 / Max 5x $100相当 / Max 20x $200相当)になりました。普通にターミナルで対話的に使うぶんは従来どおりサブスクの範囲です。詳しくはAgent SDK課金変更の解説記事をご覧ください。
インストール手順(Mac / Linux)
現在 Anthropic が推奨する主要な方法はネイティブインストーラーです。依存関係ゼロで、Node.js も npm も不要、バックグラウンドで自動更新されます。
# Mac / Linux 共通(ネイティブインストーラー)
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
Homebrew 派や、署名済み Linux パッケージリポジトリ(apt / dnf / apk)からの導入も正式対応しています。Node.js 環境をすでに整えている方は npm でも構いません。
# npm 経由(Node.js 18以降が必要)
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
npm の場合、sudo を付けてのグローバルインストールは避けてください。権限トラブルやセキュリティリスクの原因になります。インストールが終わったら、新しいターミナルを開いて作業フォルダに移動し、claude と打てば起動します。
インストール手順(Windows / PowerShell対応)
Windows でも管理者権限は不要です。PowerShell を開いて次の1コマンドを実行します。
# Windows PowerShell
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
コマンドプロンプト(CMD)派の方は次のとおりです。
# Windows CMD
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd
今後のアップデートは winget upgrade Anthropic.ClaudeCode でも行えます。Windows でのGit for Windows のインストールは任意です。入れておくと Git Bash 経由で Bash ツールが使えるようになり、Claude Code の挙動が安定します。入れない場合は Claude Code が PowerShell ツールを使って動作します。インストール後は新しいターミナル(PowerShell か CMD)を開き、claude と入力してください。
初期設定と認証
初回に claude を実行すると、自動でブラウザが開き Anthropic アカウントへのサインインを求められます。画面の指示に従って認可すれば設定完了です。API キー方式(従量課金)を使いたい場合は、Anthropic コンソールで発行したキーを環境変数 ANTHROPIC_API_KEY に設定する方法もあります。
プロジェクトの「お作法」を Claude Code に伝えるには、リポジトリ直下に CLAUDE.md を置くのが定番です。コーディング規約・ディレクトリ構成・テストの流し方などを書いておくと、毎回説明しなくても文脈を踏まえて動いてくれます。/init コマンドを使えば、既存コードベースを解析して CLAUDE.md のたたき台を自動生成できます。
基本コマンドと最初のタスク
起動後はチャットのように自然言語で指示するだけですが、頭に / を付けるスラッシュコマンドで挙動を制御できます。覚えておくと便利な代表例は以下のとおりです。
| コマンド | 役割 |
|---|---|
/init |
コードベースを解析し CLAUDE.md を生成 |
/model |
使用モデルを切り替え(後述) |
/clear |
会話文脈をリセット(トークン節約) |
/review |
変更内容のコードレビュー |
/help |
使えるコマンド一覧を表示 |
最初のタスクは小さく始めるのがコツです。たとえば自分のプロジェクトで claude を起動し、「README を読んで、このプロジェクトの構成を3行で説明して」と頼んでみてください。次に「utils.py に日付フォーマット関数を追加して、テストも書いて」のように、具体的なファイル名と完了条件を添えて指示すると精度が上がります。Claude Code はファイルを編集する前に差分を提示するので、内容を確認してから承認できます。プロンプトの精度を上げたい方はプロンプトエンジニアリング実践コースやコピペで使えるプロンプト150件も役立ちます。
おすすめ機能:/model fable と Auto Mode
Claude Code を本領発揮させる目玉機能を紹介します。
最新最強モデル Claude Fable 5(/model fable)
2026年6月9日に一般提供が始まった Claude Fable 5 は、SWE-bench Verified 95.0%、Terminal-Bench 2.1 88.0% という史上最強クラスのコーディング性能を誇ります。API料金は入力$10/出力$50(100万トークンあたり)、100万トークンの文脈と常時有効な adaptive thinking が特徴です。Claude Code v2.1.170 以降なら、起動中に /model fable で切り替えられます(/model best で最適モデルを自動選択)。コストを抑えつつバランス良く使いたいときは、低料金の Claude Opus 4.8(入力$5/出力$25)も好相性です。Fable 5 を使い倒したい方はClaude Fable 5 完全活用ガイドもどうぞ。
自律実行を加速する Auto Mode と新機能
2026年に追加された自律実行モード(Auto Mode)やサブエージェント、MCP連携などを使うと、Claude Code が複数ステップのタスクを途中の確認を最小限にしながら進めます。これらの新機能をまとめて押さえたい方はClaude Code 2026最新機能マスター、業務システムとつなぐMCP活用はMCPで業務システム統合コースが体系的です。
つまずきやすいポイントと対処法
- 「claude is not recognized」エラー(Windows):ターミナルを一度閉じて開き直し、
%USERPROFILE%.localbinが PATH に通っているか確認します。 - 「’&&’ は有効な区切り文字ではありません」:それは CMD 用コマンドを PowerShell で実行しています。逆に「’irm’ は認識されません」なら CMD で PowerShell 用コマンドを実行しています。シェルを取り違えていないか確認しましょう。
- npm で実行時に構文エラー:Node.js が18未満の可能性が高いです。インストール自体は通っても実行時に落ちるため、Node.js を18以降へ更新してください。
- トークン消費が早い:長い会話は
/clearでこまめにリセットし、不要なファイルを文脈に含めないことで節約できます。
よくある質問(FAQ)
Claude Code は無料で使えますか?
Free プランでは実質的に使えません。Pro(月$20)以上のサブスクリプション、または API クレジットが必要です。まずは Pro で始め、使用量が増えたら Max 5x($100)などへ引き上げるのが現実的です。料金の全体像はClaude料金プラン完全ガイドで詳しく解説しています。
Windows でも問題なく動きますか?
はい。Windows 10(1809以降)で PowerShell または CMD から1コマンドでインストールでき、管理者権限も不要です。Git for Windows は任意ですが、入れておくと Bash ツールが使えて挙動が安定します。
Cursor や GitHub Copilot との違いは?
Cursor は IDE 体験が最強で初心者向け、Copilot は月$10でマルチエディタ対応かつ企業導入率トップです。Claude Code はターミナル上の自律エージェントとして大規模文脈を扱える点が強みで、用途で使い分けるのが2026年の標準です。詳しくはAIコーディングツール比較やCodex vs Claude Codeをご覧ください。
どのモデルを選べばいいですか?
最高性能を求めるなら /model fable(Claude Fable 5)、コストと性能のバランスなら Opus 4.8 や Sonnet 4.x、軽量・高速重視なら Haiku 4.x です。迷ったら /model best で自動選択させるのが手軽です。
まとめ:まずは Pro で1コマンド、動かして覚える
Claude Code の始め方は、突き詰めれば「Pro 以上に加入し、1コマンドでインストールし、claude と打つ」だけです。2026年6月時点では、Node.js 不要のネイティブインストーラーと Windows PowerShell 対応により、導入のハードルは大きく下がりました。最初は小さなタスクから試し、慣れてきたら /model fable や Auto Mode、CLAUDE.md による文脈共有へと広げていきましょう。
体系的に学びたい方はClaude Code 2026最新機能マスターやClaude API & Claude Code 活用コースから、まず何を学ぶか整理したい方は学習ロードマップやレベル診断をどうぞ。チームや社員向けに導入を進めたい企業の方は、お問い合わせから法人研修のご相談も承っています。各プランの最新料金は各サービスの公式サイトで必ずご確認ください。
