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LESSON 04 / 06

Routines でスケジュール / イベント駆動の自動運用

所要時間 13分 中級レベル

「毎週月曜の朝、先週の PR を要約してSlackに投稿してほしい」「main にプッシュされたら自動で全体レビュー」——こうした定常タスクを Claude にスケジュール実行させるのが Routines です。

Routines のトリガー3種

  1. スケジュール:cron 式で定期実行
  2. GitHub イベント:push / PR / Issue などに反応
  3. API 呼び出し:外部システムから直接トリガー

セットアップ

Routines はウェブ版 Claude Code(claude.app)で管理します。

# 1. claude.app にアクセス
# 2. 左サイドバー → Routines → New Routine
# 3. フォームに入力

名前: Weekly PR Summary
トリガー: schedule
スケジュール: 0 9 * * MON  # 毎週月曜9時
タイムゾーン: Asia/Tokyo
プロンプト: |
  先週月曜から日曜までにマージされたPRを分析し、
  以下の形式でSlack #engineering に投稿してください。

  ## 先週の主要な変更(3つ)
  ## 注目すべき設計判断
  ## 来週レビューすべきオープンPR

リポジトリ: org/repo
出力: Slack webhook → https://hooks.slack.com/...

典型レシピ 6選

レシピ1:朝の PR レビュー要約

名前: Morning PR Digest
トリガー: schedule (0 8 * * 1-5 - 平日朝8時)
プロンプト: |
  オープン中のPRをすべてリストアップ。
  以下の優先順位で並べる:
  - approved 待ち(マージ可能)
  - 競合あり(要対応)
  - 24時間放置されている
  各PRを1行で要約。Slack に投稿。

レシピ2:依存パッケージ監視

名前: Dependency Audit
トリガー: schedule (0 0 * * 0 - 毎週日曜深夜)
プロンプト: |
  package.json と requirements.txt をチェック。
  - セキュリティ脆弱性のある依存(CVE 含む)
  - 6ヶ月以上更新されていない依存
  - メジャーバージョン上げられる依存
  上記をまとめて Issue を作成。

レシピ3:main プッシュで全体スキャン

名前: Main Push Scanner
トリガー: github_event (push to main)
プロンプト: |
  Ultrareview を全コードに対して実行。
  Critical / High が見つかったら Issue を作成し、
  Slack #engineering にメンション付きで通知。

レシピ4:Issue 自動トリアージ

名前: Issue Triage
トリガー: github_event (issues.opened)
プロンプト: |
  新しい Issue の内容を分析し、
  - 適切なラベルを付与
  - 優先度(high/medium/low)を判定
  - 関連する過去 Issue を3件リンク
  - 担当できそうなメンバーを2人提案

レシピ5:金曜の振り返り

名前: Friday Retrospective
トリガー: schedule (0 17 * * 5 - 金曜17時)
プロンプト: |
  今週の変更を振り返り。
  - メトリクス:マージPR数、解決Issue数、新規Issue数
  - 主要な変更3つを要約
  - 来週注意すべき技術的負債を3つ提示
  Notion の Weekly Retrospective ページに追記。

レシピ6:本番障害アラート

名前: Production Error Triage
トリガー: api_call (Sentry webhook)
プロンプト: |
  Sentry から送られてきたエラー情報を分析。
  - 過去24時間で同種のエラーがあるか確認
  - 原因コードの特定(スタックトレースから)
  - 修正案を提示
  Slack #incident に投稿、On-call担当にメンション。

セキュリティ:Routines の権限管理

Routines はバックグラウンドで動くため、権限管理が重要。

レベル 操作 承認
read-only 分析・要約・通知 不要
write Issue 作成・コメント 不要(影響限定)
code-change PR 作成・自動修正 マージは人間が承認
deploy 本番デプロイ 必ず人間承認

料金感

Routines はクラウド実行のため、利用量に応じた課金。週次レポート系(read-only)なら月数十ドル、PR レビュー自動化(write)なら数百ドルが目安。

このレッスンのまとめ

Routines は 「Claude が自分で動く」状態を作る機能。最初は read-only タスクから始めて、徐々に write 系に広げるのが安全。次のレッスンでは Monitor で外部イベントを Claude にストリーミングします。