ひとことで言うと
一部のユーザにのみ新バージョンを先行展開する段階的デプロイ手法。
カナリアリリースとは、新バージョンをいきなり全ユーザーに出さず、まず一部のユーザー(数%など)だけに先行公開して様子を見るデプロイ手法です。名前は、昔の炭鉱で危険を察知するために連れて行った「カナリア(小鳥)」に由来します。問題が起きても影響範囲を最小限に抑えられ、安全に新機能を広げられます。
少数に出してエラー率や応答時間を監視し、問題なければ徐々に対象を拡大、異常があればすぐロールバックします。生成AIサービスでも、プロンプトやモデルをClaudeの新版に切り替える際、まず一部トラフィックで品質やコストを確かめてから全面展開すると安全です。良し悪しの判断にはObservabilityによる計測が欠かせず、似た手法のA/Bテストが「比較検証」目的なのに対し、カナリアは「安全な段階展開」が主目的という違いがあります。