「Claude を使ってみたけど、期待した答えが返ってこない」——多くの場合、原因は AI ではなくプロンプトの書き方です。私が見てきた典型的な失敗例10個と改善案を整理します。
失敗例1:抽象的すぎる依頼
NG:「マーケティングについて教えて」
OK:「BtoB SaaS のマーケティングで、月予算50万円、ターゲット中小企業のIT担当者の場合の戦略を、施策3つに絞って提案してください」
失敗例2:欲張りすぎ
NG:「企画書を書いて、市場調査もして、競合分析もして、収支予想もして」
OK:1依頼1目的。順番に分けて依頼する。
失敗例3:背景情報なし
NG:「メール書いて」
OK:「採用候補者へのお礼メール。1次面接後で結果通知前。先方は新卒2年目エンジニア。会社カルチャーはフラットで親しみやすめ」
失敗例4:出力形式の指定がない
NG:「まとめて」
OK:「箇条書き5つ以内で、各項目1行以内、専門用語にはカッコ書きで補足、最後に1行のサマリ」
失敗例5:誰向けか不明
NG:「Pythonの非同期について解説して」
OK:「Python経験半年のエンジニア向けに、async/await を用例付きで解説して」
失敗例6:1回で完璧を求める
多くの依頼は数回のやり取りで磨くものです。「初回出力で満足できなかったら捨てる」のではなく、「ここをもっと〜」と修正依頼する習慣を。
失敗例7:禁止事項を伝えない
NG:「ブログ記事を書いて」
OK:「ブログ記事を書いて。NG:誇大表現、根拠なき断定、競合の名指し批判」
失敗例8:参考資料を渡さない
社内文書・過去事例を渡せば、的確な出力が増えます。「資料なしで知ってる風に答えさせる」のは精度低下の元。
失敗例9:「専門家として答えて」と言わない
役割設定は精度を上げる強力な技法。「税理士として」「マーケッターとして」と前置きするだけで出力が変わります。
失敗例10:失敗例を伝えない
「こういう答えはNG」と例示すると、出力が引き締まります。「主観的な感想は不要。数値と根拠だけで」など。
改善の3原則
- 具体性:誰の、何のための、どんな出力か
- 制約:守ってほしい条件、避けてほしい表現
- 形式:どんなレイアウトで返してほしいか
この3つを意識するだけで、Claude の出力品質は劇的に上がります。
よくある質問
この記事に関連する質問と答えをまとめました。
